プレドニン と プレドニゾロン の 違い

プレドニンとプレドニゾロンは、どちらもステロイド薬として使われることがありますが、それぞれにはいくつかの違いがあります。この記事では、プレドニンとプレドニゾロンの主な違いについて説明します。

作用機序

プレドニンとプレドニゾロンは、いずれも抗炎症作用や免疫抑制作用を持つステロイド薬ですが、作用機序には違いがあります。

  • プレドニンは、主に副腎皮質ホルモンであるコルチゾールと同様の作用を持ちます。コルチゾールは、体の免疫応答や炎症反応を抑制する役割を果たしています。
  • プレドニゾロンは、プレドニンよりも強い免疫抑制作用を持っており、炎症をより効果的に抑えることができます。

効果と効能

プレドニンとプレドニゾロンは、いずれもさまざまな病状の治療に使用されますが、効果や効能には違いがあります。

  1. プレドニンは、アレルギー性鼻炎や皮膚疾患、喘息などの炎症性疾患の治療に効果的です。
  2. プレドニゾロンは、関節リウマチや炎症性腸疾患などの全身性の炎症性疾患の治療により効果的です。

投与方法

プレドニンとプレドニゾロンの投与方法にも違いがあります。

  • プレドニンは、通常の経口投与、局所投与(クリームや点眼液など)、筋肉内投与などが行われます。
  • プレドニゾロンは、通常の経口投与が主に行われます。

副作用

プレドニンとプレドニゾロンには、それぞれ副作用があります。

プレドニン プレドニゾロン
高血圧、体重増加、骨粗鬆症 高血圧、体重増加、骨粗鬆症
内分泌障害、免疫機能の低下 内分泌障害、免疫機能の低下

まとめ

プレドニンとプレドニゾロンはいずれも強力なステロイド薬であり、抗炎症作用や免疫抑制作用を持っています。ただし、プレドニンは主に局所的な炎症に対する治療に、プレドニゾロンは全身的な炎症性疾患に対する治療に使用されます。両者の投与方法や副作用も異なることに注意が必要です。医師の指示に従い、適切な薬物治療を受けることが重要です。